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2026.08.22

万博跡地・夢洲は今どうなっているのか|2026年の見どころとアクセス

Spot Japan Blog 編集部
日本各地を取材する編集チーム
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万博跡地・夢洲

2025年4月13日から10月13日まで開かれた大阪・関西万博には、のべ約2,902万人(AD証入場者を除く一般来場者は約2,558万人)が訪れました。会場となった大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)は、閉幕後どうなっているのでしょうか。2026年8月時点で分かっていること、そして「まだ決まっていないこと」を、大阪市・大阪府や大阪メトロの公表資料をもとに整理します。

閉幕後の夢洲は、いまも「工事中」の島です

結論から書きます。2026年8月現在、万博会場の跡地は解体・撤去工事の最中で、一般の方が中に入って歩ける状態ではありません。跡地は工事用のフェンスで囲われ、関係者以外の立ち入りは制限されています。2026年1月の現地取材や、開幕から1年にあたる同年4月の報道でも、駅の出口付近に立ち入り禁止の表示が出され、フェンス越しに解体中の景色をながめるにとどまる状況が伝えられています。

パビリオンの解体・撤去は順次進み、大屋根リングの解体も2025年12月に始まりました。夢洲はもともと、東側がコンテナ物流の拠点として稼働し、西側の一部には大規模な太陽光発電施設が置かれた産業の島でもあります。観光地として整備された場所ではない、という点はあらかじめ知っておきたいところです。

大屋根リングは、約200メートルを残す計画です

会場のシンボルだった大屋根リング(グランドリング)は、全周約2キロメートル、内径約615メートル、建築面積61,035.55平方メートル。2025年3月に「世界最大の木造建築物」としてギネス世界記録に認定されました。

このうち、夢洲第2期区域の北東部にあたる約200メートル分を残置し、人が登れる展望台として活用する方針が、大阪府・大阪市の資料に示されています。周辺の約2.9ヘクタールは「記念公園ゾーン」として整備し、(仮称)EXPO2025記念館を設ける構想も示されました。リングの改修費には万博の剰余金の活用が検討されています。

ただし、これらはあくまで基本計画・基本設計を検討している段階です。府議会・市会の審議やパブリックコメントを経て具体化される予定で、開園時期や公開のかたちは2026年8月時点では決まっていません。残された部分にいつから登れるようになるのかも未定です。

解体された木材は廃棄されるわけではなく、能登半島地震の被災地の復興住宅や、2027年に横浜で開かれる国際園芸博覧会の施設などでの再利用が進められています。

跡地整備のスケジュールは、どこまで決まったのか

大阪府・大阪市は2026年6月19日に「夢洲第2期区域マスタープランVer.3.0」を策定しました。記念公園ゾーンのほか、ホテルや商業施設、屋内外のエンターテインメント施設、アリーナや劇場などを想定した民間開発エリアが、構想として盛り込まれています。会場内の緑地「静けさの森」についても、まちづくりと一体の緑地として引き継ぐ方向が示されています。

これを受けて2026年7月3日、大阪市は第2期区域の開発事業者の公募を開始しました。二段階審査方式で、計画提案の審査は2027年2月上旬、価格提案の審査は同年2月17日が予定されています。つまり2026年8月時点では、誰が何をつくるのかはまだ決まっていません。

一方、大阪ヘルスケアパビリオン跡地の活用ゾーン(約1.5ヘクタール)の事業者募集では、2026年7月に提案書の提出がなかったことが公表されました。今後の方針は検討中とされています。跡地の活用は、計画どおりに進むとは限らない段階にある、というのが現実的な見方です。

2030年秋の開業をめざす大阪IR「MGM大阪」

夢洲の第1期区域では、統合型リゾート(IR)「MGM大阪」の建設が進んでいます。2025年4月24日に起工式が行われて着工し、2030年秋ごろの開業をめざす計画です。カジノのほか、客室数あわせて約2,500室の3つのホテル、6,000人を超える規模の国際会議場、商業施設、バスターミナルなどが計画されています。

こちらも工事中の区域で、見学はできません。周辺の道路からクレーンの立ち並ぶ様子が遠くに見える、という段階です。開業時期や施設の内容は、今後変更される可能性があります。

夢洲へのアクセスと、大阪メトロ中央線の現在

夢洲へは、2025年1月19日に延伸開業したOsaka Metro中央線のコスモスクエア駅〜夢洲駅間が利用できます。夢洲駅は万博終了後も通常どおり営業しています。

ただし、運行本数は万博期間中より大きく減りました。おもな注意点は次のとおりです。

  • 2025年10月14日のダイヤ改正で、コスモスクエア〜夢洲間は平日99本・土休日84本に。日中は最大20分程度の間隔になる時間帯があります
  • 中央線の列車の約半数はコスモスクエア駅で折り返すため、乗り換えが必要な場合があります
  • 延伸区間には加算運賃(大人90円)が適用されます
  • 車の場合は咲洲からの夢咲トンネル、舞洲からの夢舞大橋で入れますが、駐車できる場所は限られます

本数が読みにくい区間ですので、出発前に時刻を調べておくと安心です。

いま夢洲に行くと、何が見られるのか

正直に書けば、2026年8月時点の夢洲は「観光に行く場所」ではありません。見られるのは、夢洲駅とその周辺、フェンスの向こうに広がる解体中の会場跡、そしてIRの建設現場の遠景です。飲食店やコンビニエンスストアはごくわずかで、日陰も少なく、駅から夢舞大橋の方向までは徒歩で30分ほどかかります。

それでも、2,500万人以上が歩いた場所が次の姿へ変わっていく途中を自分の目で見ておきたい、という方にとっては意味のある時間になるはずです。訪れる際は歩きやすい靴と水分を用意し、工事関係車両の通行を妨げないよう十分にご配慮ください。立ち入り禁止の区域には決して入らないでください。

そして最も大切なのは、行く前に最新の情報を確認することです。跡地の公開範囲や工事の進み方は今後変わる可能性があり、逆に一時的な公開イベントなどが行われる可能性もあります。訪問前に必ず最新情報を確認してください。Osaka Metroの運行情報とあわせて、大阪市・大阪府の公式サイトを出発前にご確認いただくことをおすすめします。

※本記事の情報は2026年8月時点のものです。跡地の整備状況や公開範囲は流動的です。お出かけ前に大阪市および各事業者の公式情報を必ずご確認ください。

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